STORY IS KING: 思考と行動の架け橋となるストーリーの力
「ストーリー」を紡ぐだけで、一瞬にして目の前の世界が変わる。それは思考を変え、感情を際立たせ、聞いた人の想像力を掻き立てながら、疑似体験をさせ、共感し、行動に駆り立てる。
まさに思考と行動の架け橋になるのがストーリーなのです。
とはいえストーリーが万能であるとは思わないし、それで全てが解決するとも思わない。しかしストーリーはビジネスにおける全ての根幹になる。お客様の行動を駆り立てるだけではなくそのストーリーが力となりあなたの行動を駆り立てることにもつながります。
申し遅れました。株式会社ゼロワン出版の鈴木ケンジと申します。Kindle出版の専門家として、2017年から活動し、2019年からは「1冊の本があなたの人生を変える!」をモットーに仲間を増やしていくためにKindle出版プロデューサーを育てています。今まで1000冊以上のKindle本に関わり、Amazonランキング1位も5000冠以上獲得することができています。
しかし、元々起業は2010年にしているのですが、旅館専門の集客コンサルとして起業をしました。今とは全く違う仕事です。勢いで起業をしてしまったので、準備も全くしておらず、起業ってそもそもどうすれば良いかもわからない中でのスタートでした。
まずはHPや名刺を作らなきゃと結構なお金をかけて作ったり、電話を引いてFAXも購入したりと、今思えば、優先順位の低いものばかりにお金をかけてしまっていて。それで集客につながれば良かったのですが、全くつながらず、飛び込み営業をしにいったある旅館では塩を撒かれたこともありました。
そこから一念発起をし、旅館専門から、ひとり起業家やフリーランスの方向けのマーケティングコンサルとなり、現在の出版社の経営にまでつながっていきます。
実はその一念発起をしたきっかけが、自分がビジネスをしている根幹にあるストーリーだったのです。
自分が過去、毎日毎日、夜中2時3時まで残ってまで仕事をして頑張っているのに、全く結果が出ずに、他が30万、50万とボーナスをもらっている中、3万円しかもらえない……。そんな状況の中、自分をすごく責めてしまっていました。そうなると、行き着く先は、、ね。ただ思いとどまることができ、会社を辞めていた先輩からの助言のおかげで大きく変わることができたのです。
その助言というのが、
「頑張っていても成果が出ていないのは、頑張っていないんじゃなく、頑張り方が間違っているだけなんだ! だから頑張り方を変えるだけだよ!」
という言葉でした。その言葉がきっかけとなり、僕は救われたんです。そしてそれ以降、自分を責めることもなくなり、売上は上がり続けるようになりました。僕が起業をして頑張っている理由が、僕と同じように頑張っているんだけど頑張り方が間違っている人を助けたい! そんな思いだったことに気づいたんです。
まさに、自分の「ストーリー」によって行動が変わったということ。自分が考えていたこと、いわゆる思考が「ストーリー」によって行動につながった。「ストーリー」が架け橋になった瞬間です。
もちろん、それだけではありません。本文で具体的に話をしますが、ストーリーによって売上が上がったことも一度や二度ではないんです。例えば、セミナーでストーリーを話したことによって、共感してくれ、ケンジさんから学びたいと言っていただき、お客様になっていただくということが当たり前になっています。
この手法をストーリーテリングならぬ、ストーリーセリングと僕は呼んでいて、本書でもお話しするメルマガやセミナーなどでも活用しています。
だからこそ、本書ではそう言った事例も話しながら、実際のストーリーの構成や作り方などをお伝えさせていただきます。
ストーリーの力を手に入れれば目の前の世界が変わったようにあなたの何かが変わるはずです。本書はそのきっかけを与えたい、それを第一に考えています。本書を読み終えた後、あなたがストーリーを紡ぎたくなったらぜひ書いてみて欲しい、そう思っています。
【目次】
はじめに
第1章:なぜ、ストーリーには力があるのか?
人間の脳とストーリーの関係
ビジネスにおけるストーリーの重要性
ストーリー発掘の秘訣
第2章:魅力的なストーリーの作り方
鉄板の型「ヒーローズジャーニー」
共感を呼ぶ人柄ストーリー
ビジネスストーリーの5つのタイプ
ストーリー5つのタイプ
コラム:ピアノコピー
第3章:ストーリーをビジネスに活かす
メルマガでストーリーを展開する
セミナーセールスでのストーリー活用
おわりに
補記 接続詞集
著者プロフィール
本書には読者限定プレゼントがあります。ぜひ、最後まで読んでみてください。