飲食店経営者の「複業」勝ち残り戦略(佐藤雄一著)

飲食店経営者の「複業」勝ち残り戦略

本書はお店を経営している方に「複業」をお勧めする本です。
つまり、本業の営業を続けながら、それ以外の業務・業態でも収入を作るための本です。

二〇二〇年の新型コロナによる外出自粛で、飲食業界をはじめとするリアル店舗の商売は壊滅的な打撃を受けました。特に中小規模の経営者の中には、先行きの不透明さから廃業を選ぶ方もたくさんいました。
新型コロナに限らず、店舗経営という仕事は外部環境に弱い仕事です。地震や大雨といった自然災害、ネットなどによる風評被害、従業員の非適切なSNS投稿による被害など、リスクを挙げるときりがありません。しかも、その一つ一つが致命的になりえるのです。

一方、新型コロナで生き残ろうとした経営者は、テイクアウトや宅配、オンライン化などの新業態を模索しました。テレワーク中の会社員向けに昼食を宅配したり、ウーバーイーツを始めたり、変わったところではオンラインでキャバクラを始めてみたり。いろいろな新しい取り組みが現れました。
この中には成功した方も失敗した方もいます。ですので、何でも宅配にすれば、オンライン化すれば成功する、というわけではありません。
しかし、これからの時代はあらゆる意味で変化が激しい時代です。だから、平時からこのような取り組みをしていないと、外部環境が急変した時に簡単に倒れてしまうのです。平時に努力して、長い時間をかけてコツコツ積み上げたものでも、崩れ去るのは一瞬です。
チキンラーメンが微妙に味を変えながら六十年以上売れ続けているように、常に新しいチャレンジを取り入れてこそ、自分の本当にやりたいことを続けられるわけです。
だから、店舗経営者もずっとチャレンジを続けていかなければなりません。だから、私は複業をお勧めするわけです。

さて、複業という字が、一般的な「副業」ではなく「複業」となっていることに気づかれたでしょうか?
この字に込めた思いは、「複業」には本業との主従関係はないということです。本業の収入が落ち込んだので、金銭的な足しにするための「副業」ではありません。収入の大小はあるでしょうが、本業と同等の可能性を持っており、本業と同じだけの情熱をかけられる仕事、それを「複業」と呼ぶのです。
私は、店舗経営者は複業を持つべきだと思っています。そして、最終的にはそんな複業を組み合わせた「ハイブリッド経営」を実現します。この経営体制こそが、変化の速い外部環境から、経営の安定性を保つ方法だと考えているのです。

とはいえ、「私は〇〇しかできないから」と、複業をやれる自信がないという方もいらっしゃるでしょう。そんなことには興味がないと言われるかもしれません。
しかし、それは思い込みです。あなたは今、店舗を持ち、しっかり経営されています。それだけで、他にも活かせる大きな価値があるのです。あなたの情熱と強みを活かせる商売は今のお店だけではありません。

私は、新宿から電車で十五分ほどの豪徳寺という駅の近くで、「やきとり屋こころ」という十五席ほどの焼鳥屋を経営している佐藤雄一と申します。
お酒を出す焼鳥屋ということで、新型コロナウィルスのダメージを強く受けていると思われることでしょう。しかし、必ずしもそうではありません。確かに、新型コロナによる営業自粛の中ではお店をまともに営業できないし、お客様も来ませんから、お店の売上は大きな影響を受けました。しかし、「ビジネス全体」では、壊滅的かと言われるとそうでもないのです。
というのも私は最初の焼鳥屋を出した後、二店舗目で失敗してしまいます。その反省から、リスクを低減するために、焼鳥屋を起点としたビジネスを始めました。つまり、複業として、コンサルや飲食協会、WEBプロモーションなどの事業に挑戦して、お店を補えるビジネスを作ることに成功していました。結果、五年で五億円以上の売上を作り、出版社やクラウドファンディング会社とビジネスを拡大させています。
だからコロナ禍でも、大きな影響を受けることなく、逆にこれを好機として新しいチャレンジができるのです。

もしかしたら、私がこんなことができたのは、特別な才能があったからと思われるかもしれません。しかし、本書の二章を読んでいただければわかると思いますが、焼鳥屋を始めたことも、複業に踏み出したことも、ほとんど偶然の産物です。才能というより、「人との縁を活かす」とか、「人生に無駄なことはない」という人生のスタンスによるものが多いのではないでしょうか。

本書では「店舗経営者の複業は、何から始めればよいのか」、「複業をするための時間はどうやって作ればよいのか」、「ビジネスパートナーとどうやって知り合うのか」といった、店舗経営者が複業を始めるにあたって必要な考え方を、私の実体験を通してお話しいたします。
私が店舗オーナーとして独立開業をした後、経営に苦しんで、辛くて悲しい思いをしました。それを解決して、経営を安定化するに至った考え方、方法論をお伝えいたします。それを、店舗オーナーの方々にお伝えして、自信と勇気を感じていただきたい。そして、それが実績に繋がってもらえれば幸いです。

繰り返しになりますが、店舗を経営されている方には、価値の高い資産とスキルがあります。それは、ご自身では気づきにくいものです。その資産やスキルをうまくビジネスに変えて、店舗経営者の方が経済的に安定し、自分のやりたい仕事がやれる環境を作っていってほしいと願います。
それでは、店舗経営を安定させられる「複業」や「ハイブリッド経営」とはどのようなものか? なぜ私がそれをお勧めするのか? ということから、お伝えしていきましょう。

本書には、読者限定特典として「佐藤のオススメ複業一覧」をプレゼントしております。ぜひ、お受け取りください。

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